松本零士先生が語る、モンキー・パンチ先生、小池一夫先生。
一昨日(2019年4月23日)の朝日新聞にこんな記事がありました。
11日に『ルパン三世』のモンキー・パンチ先生が(享年81)、17日には『子連れ狼』などのマンガ原作者•小池一夫先生が旅立たれました。お二人とも青年マンガの草創期を支えられた、マンガ史を語る上ではなくてはならない偉大な先生でした。
『銀河鉄道999』,『宇宙戦艦ヤマト』などでお馴染みの松本零士先生は
「マンガの表現を広げたお二人に感謝している」
とおっしゃっています。確かに1970年代は少女マンガを描かれていた先生が男性から女性に変わりました。もともと少年マンガは手塚先生など重鎮がおさえておられました。(赤塚不二夫先生も石ノ森章太郎先生のちばてつや先生も松本零士先生もつのだじろう先生も楳図かずお先生もデビュー期の作品は少女マンガでした。手塚先生も少女マンガを描かれていました。この本を見ればよく分かります。⬇︎)
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ちばてつや先生のブログにも。
やはり少年マンガを描かれていた男性マンガ家の先生方は少年マンガも書きたかったのですね。
少し話が脱線してしまいましたが、
当時、男性マンガ家の多くは居場所を失ってしまったのです。そこで登場したのが“青年漫画誌”。
大人向けの作品も増えてきました。先日手塚治虫文化賞を受賞された、さいとう・たかを先生も活躍しました。
その青年漫画誌を開拓した1人がモンキー・パンチ先生、小池一夫先生だったのです。
“松本零士先生はモンキー・パンチ先生と同じころ上京し共に東京練馬区の大泉学園付近に住まれ、駅前の喫茶店でよじゅ鉢合わせていた”
と松本先生もおっしゃっています。お二人とも機械いじりがお好きだったようで、デジタルで描くマンガについてもいち早く着目されました。
松本先生は最後にこうおっしゃっています。
『同世代が立て続けになくなり本当に寂しいが、2人が生み出したキャラクターはこれからも世代を超えて愛されるでしょう』