虫とFとⒶ

手塚治虫先生、藤子不二雄両先生について語るブログです。

ちばてつや先生がふれた新天皇の姿。

とうとう令和という新しい時代に突入しましたね。

 

天皇が即位しました。

 

そこで、2019年5月1日付けの朝日新聞朝刊にこんな記事がありました。⬇︎

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2019年(令和元年)5月1日朝日新聞 朝刊 21面

ちばてつや先生がふれた新天皇の姿。

 

ちばてつや先生は中国の旧満州終戦を迎え、6歳で1年かけて家族と日本に引き揚げられました。銃声や死体が多くあるなかです。

 

 

『人って簡単に死んでしまうんだなと思いました。』

 

仲の良かった友人も引き揚げ船のなかて亡くなったといいます。

 

2013年の秋に今の上皇夫妻と話されたそうです。上皇夫妻はちば先生の引き揚げの話を知っていたそうで、「その時はご苦労されたのですね」と言われたと言います。

 

今の新天皇とも園遊会で接したそうで、

「私もマンガを読んでいました。日本の漫画やアニメーションが世界中で認められて、すごくいい文化に育ててくださいましたね」

と声をかけられたといいます。

 

皇族もマンガを読むのですね。私ヒゲオヤジも初めて知りました。ただ、アポロの歌とかやけっぱちのマリアとかなんてのは読まないかぁ…笑

 

 

 

 

また、ちば先生が招かれたお茶会では近くに座った上皇后がアニメ「巨人の星」の歌を口ずさんでいたそうです。

すごいですね。

 

上皇后は「子供たちは歌いながらマンガを読んでいましたよ」と言ったそうです。

 

ちば先生は最後に、こう述べています。

 

『平成は戦争がなく、総じて平和で良い時代でした。私は、平和だからこそ漫画家は多くの作品を描けるし、たくさんの読者に作品を読んでもらえると思っています。新しい時代でも、ずっと「戦後」であってほしいと願っています。』