眞さんの描いたブラック・ジャック(?!)。
手塚治虫先生の息子さんであり、現在はビジュアリストとして活躍されている手塚眞さん。2019年公開予定の映画「ばるぼら」の公開も控えています。
さて、そんな眞さんが描かれた“ブラック・ジャック”があるのをご存知ですか?
こちらです。
非常に芸術的というかダリ的というか…好きですこの絵が。
この「小うるさい自殺者」は自分の中でも結構好きな作品です♪キリコが自殺志願者を更生します。最後のブラック・ジャックの一言がかっこいいですよのさ。
ちゃんと名前も‼︎‼︎
この作品は、1977年11月21日号に掲載された作品です。
秋田書店の、 新書版は22巻に、
文庫版は13巻に載っています。
(*この扉絵を見たいのであれば、手塚治虫文庫全集をオススメします。唯一の扉絵も見れるので。)
これについては2018年11月の『SWITCH』にも紹介されています。
眞さんのインタビューでのことです。
落書きでブラック・ジャックの似顔絵みたいな、でも似顔絵じゃなくてシュールなあのダリが描くようなスタイルの変なイラストを描いたことがあったんです。それを父に見せたら。「面白いから貸して」と言って持って行ったんです。編集の人とかアシスタントに見せるためかと思っていたら、『ブラック・ジャック』の連載の扉絵に使われたんですそこに「高校一年生手塚真くん君の作品」とわざわざ書き添えて。ただ面白かったのは、僕も自分で描いた絵だから自分の線ぐらい見ればわかるんですけれど、明らかに父親が部分的に描き直しているんですよ。やっぱりそこは子供が落書きで描いたものと、それを読者に見せるというところの微妙な線引きがあったのかもしれません。でも基本的には僕の描いたものを載せたんです。聞いてなかったのでびっくりしましたが、もちろん嫌な気持ちはしなかったです。
SWITCH 2018年11月号 手塚眞「創作者としての父の肖像」
すごいなぁ〜。
ではまた。