虫とFとⒶ

手塚治虫先生、藤子不二雄両先生について語るブログです。

【発見!!!】Ⓐ先生の作品に『山一證券』が。

今日は、先日ある発見をしたのでご報告します。

 

その発見とは…な、なんと、

 

Ⓐ先生の作品に、山一證券 が出てきてたんです。

 

先日、中央公論新社の『藤子不二雄Ⓐブラックユーモア短篇集③』を再読していました。

 

 この巻に収録されている、シリーズ(?)『喝揚丸ユスリ商会』の請求書の①(=第1話)

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ブラックユーモアです。面白いですヨ。

の中なのですが、113ページの右下のコマ。

                  \\ジャーーン~!!!//

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駅前ですかね?

えぇ、見えないって?

拡大しましょう。

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金田ゴムの上。

アレレのレ、ここでは山一証券という表記。(こんなのどうでも良いが、会社名では山一證券。)

 

ちなみに山一證券とは、創業明治30年という会社だったのですが1997年、不正会計の事件後、経営破綻して潰れてしまった会社です。当時の社長の号泣会見、「社員は悪くありません」が話題(?)になりました。まぁ常識ですか。。。

 

この『喝揚丸ユスリ商会 請求書の①』は講談社の「劇画ゲンダイ」1973年6月号に掲載されました。時代的にあの事件との直接的な関係はなく、ただ有名企業として書かれたのですね。

 

 

ちなみに、このお話の原型となったブラックユーモア短篇、『恐喝有限会社(ユスリ有限会社)』はドラマ化もされており、笑福亭鶴瓶さんが主演を務められています。 これは、『笑ゥせぇるすまん』や『夢魔子』、『さすらいくん』、『オカルト勘平』などがアニメ化、特撮化され大人気を博した昭和の社運バラエティー番組『ギミア・ぶれいく』内で放映されました。この『ギミア・ぶれいく』は、『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造のモデルとされる、大橋巨泉さん(Ⓐ先生プロデュースの映画『少年時代』でも写真屋の主人役で友情(?)出演されています)が司会を務め、ビートたけしさんや関口宏さん、石坂浩二さん、竹下景子さん、関口照生さん、森口博子さん、森光子さんらが企画した「ギミア・ぶれいくスペシャル」(ドキュメンタリーやバラエティー)をメインとした番組でした。糸井重里徳川埋蔵金発掘プロジェクトや、史上最強のクイズ王決定戦などの人気コーナーと「巨泉の使える英語」、「たけしの使える日本語」などのサイドコーナーもありました。完全な、今は放送できなさそうな昭和のバラエティーです。

TBSビデオテープ押収事件もこの番組でした。

そんな番組にⒶ先生が出たのは、飲み友達、大橋巨泉さんの誘いだったそうです。

 

 

話が脱線しすぎましたが今日がここまでです。さようなら〜。。